金沢大学医学類 医王保護者の会

医学類長挨拶

金沢大学医学類長 山本 靖彦

  医王保護者の会会員の皆様には、金沢大学医学類のために、平素より多大なるご支援・ご協力をいただきまして心より感謝申し上げます。 2024年4月より医学類長に就任致しました山本靖彦でございます。私はこれまで、2018年度~2023年度までの6年間に渡り、医学系副系長(教務担当)・医学類教育委員長として医学類教育の実務を担当して参りました。また、医王保護者の会・顧問としましても、総会や理事会などに参加をさせていただいてきました。今後も一層、医学類の教育理念である「人間性を重視し、かつ高度で総合的な能力を有する医療人・医学者の育成を図ることにより、世界の医療、健康、福祉および医学研究に貢献する」に適う高度医療人材の養成に取り組んで参りたいと思います。
 金沢大学医学類は、その前身である旧加賀藩時代の彦三種痘所の開所となります1862年から数え、今年2025年で163年目を迎えました。日本でも屈指の長い歴史を有する医学校でもあります。そして、卒業生組織ともなります同窓会の会員数は、15,000を超える数となっておりまして、これまでに日本国内はもとより世界でも活躍する人材を輩出するに至っております。それ故、広いネットワークとつながりによりまして、卒業生にとりましての後輩ともなる医学類生のサポートや教育指導など、さまざまな活動を担っていただいております。
  現在の日本の医学部医学科におきましては、医学教育改革が急速に進んでおります。医学類におきましても、卒前教育、卒後研修・大学院での次世代研究者養成、そして、キャリア形成に至るまで、社会構造の変革や社会からの要望の変化に対応しているところになります。例えば、医学教育の質の担保となります医学教育分野別評価(国際認証)対応、医学教育モデル・コアカリキュラム改定に対応したカリキュラム改革、DX・AI利用推進、共用試験の厳格かつ適切な実施、多職種連携教育・シミュレーター教育の実践と拡充、教育提携医療機関(関連病院を含む42を超える医療機関)と連携した診療参加型臨床実習の充実など、引き続き行って参ります。そして同時に、学修支援体制やこころのケア体制、ダイバーシティ環境の向上につきましてもさらに強化していきます。次世代のPhysician Scientistの養成も医学類としての大きな使命となりますので、文部科学省「高度医療人材要請拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)2024~2029年度」を推進する代表校として、Medical Research Training (MRT)プログラムの更なる充実を図り、グローバルな視点を持った研究者養成にも注力して参ります。
  医王保護者の会からは、教育環境整備、学習支援・国家試験対策、課外活動支援、顕彰事業など様々な点でご支援をいただいており、改めまして感謝を申し上げます。医王保護者の会会員の皆様には、今後も変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。    

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